ウィーン国立歌劇場 ~ 永見隆幸ヨーロッパを行く Wiener Staatsoper

永見隆幸先生が、オーストリアのウィーンにある ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper を訪問されました。 Wien Tourismus Christian Stemper ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper 全景 ウィーン国立歌劇場ファサード Wiener Staatsoper facade Wien Tourismus Christian Stemper オペラ座の正面にある回廊の二階に立つ5体の立像は、それぞれ、ヒロイズム、悲劇、想像、喜劇、愛 from left to right:heroism, tragedy, fantasy, comedy, and love. を表しています。 ウィーン国立歌劇場ファサードにある通路に立つ永見先生 エントランスの階段 ヨゼフ・ガッサー Josef Gasser の、建築、彫刻、詩、ダンス、音楽、ドラマ、絵画を表す7体の像が置かれています。天井画の作者は、フランツ・ドビアショフスキー Franz Dobiaschofsky. Smtunli 吹抜けの大階段 大階段に佇む永見先生 Hiroki Ogawa 吹抜けの壁には「オペラ」と「バレエ」というテーマで描かれたヨハン・プレロイトナー Johan…

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ウィーン楽友協会 ~ 永見隆幸ヨーロッパを行く Wiener Musikverein

永見隆幸先生が、オーストリアのウィーンにある ウィーン楽友協会 Wiener Musikverein を訪問されました。 ウィーン楽友協会 Wiener Musikverein ヴィーナー・ムジークフェラインは、1812年(江戸時代 文化九年頃)に設立された、オーストリアのウィーンにあるクラシック音楽の関係者による団体です。正式名称はゲゼルシャフト・デァ・ムジークフロインデ・イン・ヴィーン Die Gesellschaft der Musikfreunde in Wien ウィーンの音楽愛好家による協会。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Die Wiener Philharmoniker ヴィーナー・フィルハーモニカーの本拠地として知られていますが、ウィーン交響楽団 Die Wiener Symphoniker や ウィーン放送交響楽団 Das ORF Radio-Symphonieorchester Wien も演奏を行っています。 現在のウィーン楽友協会の建物は、1870年(明治三年頃)に竣工しました。1831年(江戸時代 天保二年頃)に完成したウィーンで最初の公共ホールも700人程しか収容できず、ウィーンには大規模なコンサート・ホールがありませんでした。そこで、かつてのオスマン帝国による包囲戦に備えた壁と堀の趾に環状道路リング・シュトラセ Ringstraße が建設されるに当り、皇帝フランツ・ヨゼ…

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アン・デァ・ウィーン劇場 ~ 永見隆幸ヨーロッパを行く Theater an der Wien

永見隆幸先生が、オーストリアのウィーンにある アン・デァ・ウィーン劇場 Theater an der Wien を訪問されました。 モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart のオペラ『魔笛 Die Zauberfloete』の台本で知られるエマヌエル・シカネダー Emanuel Schikaneder(1751~1812)が、アン・デァ・ウィーン劇場を設立しました。1786年(江戸時代 天明六年頃)に皇帝の認可を受け、オーストリアの建築家フランツ・イェーガー Franz Jaeger (1743~1809)による帝政様式の設計で、1801年(江戸時代 享和元年頃)に竣工しています。 Theater an der Wien アン・デァ・ウィーン劇場エントランス パパゲーノ門 Papagenotor / Papageno Gate と呼ばれる旧エントランスは、現存する当時の建物です。 パパゲーノ門 Papagenotor / Papageno Gate Theater an der Wien アン・デァ・ウィーン劇場内 Theater an der Wien innen Theater an der Wien オペラやミュージカルを上演する劇場として名高い「アン・デァ・ウィーン劇場」で初演された主な演目は次の通り。…

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シュテファン大聖堂 ~ 永見隆幸ヨーロッパを行く Domkirche St. Stephan zu Wien:De…

永見隆幸先生が、ウィーンのシュテファン大聖堂 Domkirche St. Stephan zu Wienr(Der Wiener Stephansdom)を訪問されました。 シュテファン大聖堂の建築は12世紀に始まり、13世紀から14世紀にかけてハプスブルク家のルドルフ四世 Rudolf IV. の命により、建物主要部分が建て替えられ、外観はゴシック様式、内部の祭壇はバロック様式という現在の姿になりました。西側ファサードとハイデン塔は、13世紀に建造された最古のもので、後期ロマネスク様式です。 Bwag - commons 西側ファサードとハイデン塔 Bwag - commons 内陣主祭壇の「バロック式高祭壇 Barocker Hochalter」 Bwag - commons ウィーン・ノイシュテッター祭壇 Wiener Neustadter Altar William M. Connolley - commons シュテファン大聖堂の説教壇 Die Kanzel des Stephansdom 大聖堂屋内 シュテファン大聖堂は、ハプスブルク家歴代君主の墓所、そして、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの結婚式と葬儀が行われた聖堂として、知られています。 …

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ハイリゲンシュタット散策 ~ 永見隆幸ヨーロッパを行く Heiligenstadt Wien

永見先生が、ウィーンのハイリゲンシュタットで、散策を楽しまれました。 俗に言う、ベートーヴェンの散歩道ですね。 ベートーヴェンが交響曲第三番を書いた家とか、交響曲第六番「田園」を着想した場所とか、そういう所には余り興味を示されませんでした。何故なんでしょうね… 今回の欧州旅行ウィーン滞在で永見先生をサポートしてくださった専属の運転手さん 自分は論理の人間でもありますが、感性の人間でもあります。ですから、教養としての知識には興味が持てず、自分の感性に引っかかったものを楽しんでいるだけなのです。 色々なアプローチがあるのでしょうが、自分の場合、自然からインスピレーションを得ることが多いのです。自分の身体がそれに様々な反応を起こしてリアリティが生れる。ベートーヴェンの散歩を追体験するという意味合いでここにいるのではなく、ハイリゲンシュタットの自然に触れ、日本では感じられない大地の息吹や空気の振動や生き物の鼓動などによって、自分が生きている実感を得る。ヴァーチャルなことだけでは決して手に入れられないものです。特に、芸術に携わる上で、自然と身体性を抜きにして、自分は、前に進むことができません。 私が、つまらぬことを伺ったのがいけなかったんですが、永見先生は、真摯に語ってくださいました。 考えておられることも実行することも、やっぱり凡人の私とは雲泥の差です。…

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